「飛越源流の森づくり2011・夏」 参加

高山市清見町夏廐で実施された恒例の「飛越源流の森づくり」に参加した。
1999年9月に飛騨地域で起きた集中豪雨が、大量の流木を神通川
濁流に載せて富山湾に運び、漁業に深刻な被害を与えたことがきっかと
なり生まれたボランティアイベントだ。海の人々が山の人々と協力して
樹を育て、森を守り、森の恵みである滋養豊かな水で海の生き物を育む。
今年で参加5年目になる。

今年の梅雨は天気が定まらず外の作業がやりづらい。しかし、今日は天気
に恵まれた。作業は順調に進む。下草を刈り、倒木を始末する。


2時間ほどの短い作業であった。樹々の間をすり抜けて届く木漏れ日を受け、
樹間を渉る緑風が汗ばむ肌を優しく冷やす。詩のなかで感覚が覚めるような
ひと時であった。


鮮やかというよりは地味な模様の蝶が恐れを知らぬ妖精のように付かず離れ
ず周りを舞う。あげくは遊んでと言わんばかりに衣服に纏わり付いて離れない。
不思議な森だ。

森床には命を受け継ぎ伝える営みをしっかりと見ることが出来る。

   (種を抱いて朽ちる朴の花の一部)

   (葉はユキノシタに似た花)

帰路、神原峠道の「相合い傘」のバス停で記念撮影。
家では、出かけるときにその体調を心配したシャラと兄貴分のラッキーが
何もなかったように寝ていた。