スズメバチトラップ

スズメバチがやってくる気候になった。
昨年よりも2週間は遅れている。
しかし、この原因が、蜜蜂にとってラッキーなものと言えるのかどうか。

スズメバチ軍団の来襲が最も盛んな秋に、軍団の勢いを少しでも押さえることが
出来ればとスズメバチ捕獲器(トラップ)を蜜蜂の巣を囲むように8個仕掛けた。
この季節に女王蜂を捕獲すれば、その子である働き蜂の軍団の数を抑制できるからだ。
全く人間のご都合なのだが、一度刺されたことのある私はあえて取り付けている。

そのトラップに、昨日と今日、大スズメバチが別々のトラップに1匹ずつ掛った。
大物である。全長は 5cmくらいだ。写真でお分かりいただけるだろうか。
いかにも昆虫界の猛将という威嚇的な顔つきである。

ところが、スズメバチから守りたい、巣箱に定着したはずの分蜂群がいつの間にか
いなくなったのだ。「逃去」したようだ。残念!!
原因は、スズメバチの所為ではなく、すこし離れて使ったチェーソーの音しか思い
当たらない。
あらためて、蜜蜂の繊細な性格を認識することになった。

蜂蜜のおすそわけは、次の分蜂に期待するしかなくなった。