赤とんぼの桑に食害?

松原台地に借りている桑と野菜の畑「赤とんぼ」
長雨と高温そして気まぐれな日照で草は伸び放題だ。
八つ頭や唐の芋は喜んでいるようだが、豆や葱は雑草?
に埋もれて喘いでいる。

土壌改良のためにと鋤込んだそば殻から思わぬ数の
芽が出て、今や蕎のお花畑かと見紛う。
しかし、この季節に花をつけたものが蕎の実にまで
熟すことはないそうだ。しばらくは花を楽しもうか。

さて、一昨日の見回りでは気づかなかった異変が桑
の木に起こっている。
たった2本の樹の3本の枝に過ぎないのだが、葉が
葉柄からなくなっている。まるで食いちぎられたか
のようだ。枝が折られ、とても虫の仕業だとは考え
られない切断面だ。

「犯人」については、専門家に聞かなければはっきり
しないが、今、想定できるのは、鹿とカモシカだ。
いずれにしても、彼らには桑の葉のうまい味を覚えて
もらいたくはないのだが・・・。

糸トンボがいっぱい

山紫水明の里「桐谷」に、NPO法人アイフィールファインが稲を
無農薬有機栽培する田んぼで稲を元気にするために、ガット出の水
木酢液を約100倍に希釈した液を噴霧をした。
重い噴霧器を背負い、田んぼの泥に足を取られながら行うこの作業は
大変だ。しかし、やりがいを感じるし、楽しい。稲を育てているという
実感があるからだ。そして、最近まで見かけなくなった多様な昆虫と会
えるからだ。特に、トンボ、それも糸トンボだ。
「糸とんぼ かくれんぼする 稲穂かな」
繊細な体型、そして、橙、青、黄 など多彩な体色は実に魅力的だ。




カフェゴッコ in 八尾 

今日から、AGRIひばりでカフェがプレオープンした。
恒常的な営業を目指して、8月20日から30日まで
そして9月1日、2日、3日のおわら風の盆期間の
開店だ。
お店の名前は “カフェゴッコin 八尾”だ。
富山市今泉のとやま健康生きがいセンターにある
コミュニティーカフェ”Cafe Gokko”の八尾店になる。

オープンキッチンの中では代表であるシェフの美代
ちゃんが率いる若い女性達が楽しく腕を振るう。
一言で言えば、健康志向のおしゃれなカフェだ。

ゆったりとしたお店の中の様子は、ぜひご自分の眼でどうぞ。

8月12日付けの記事「山の畑に水を運ぶ」の修正について

「山の畑に水を運ぶ」の記事のなかで、利用させて頂いていた用水の水について
、読まれる方に誤解を与えるような表現がありましたので、該当部分を削除し、
修正いたしました。
 ご迷惑をお掛けすることになった方々にはまことに申し訳なく思っております。

                          2011年8月15日
                           

山の畑に水を運ぶ

熱帯地方のスコールを思わせる雨が続いた後は、灼熱の太陽に
大地が乾涸びそうになっている。
水の便が極めて悪い赤とんぼの場合、
昨年は、用水の水をタンクに汲んで畑に撒いた。

しかし、「農薬を使わずに栽培したい」とのこだわりに一抹の後
ろめたさを感じていた。
こだわりを外したら自分でなくなる。ベストであることを実現で
きない。自分への妥協は極力しないことにした。
そして、源流の水に近い水を分けて頂き運ぶことにした。
天地水明の里、桐谷の谷の奥に湧く水を引く「ガット出の水」で
ある。水を引かれたY口さんにお話し、水を汲みに訪れる人達の
邪魔にならないようにすることで、利用することに了解を得た。

トラちゃんの荷台に積んだ300リットルのタンクで畑に運んで
いる。


(本記事の修正について)

 この記事のなかに、用水の水について、読まれる方に誤解を与
えるような表現がありましたので、削除し修正いたしました。
 今後は、関係される方々にご迷惑が及ぶことのないように十分
注意をして参ります。
                  2011年8月15日
                   
 
 
 

最近の取り組み

4週間ほどこのブログを書けなかった。
しかし、この間にも前向きな取り組みは多く、AGRIひばりの
再挑戦が始まることになった。
Cafe GokkoなどAGRIひばりの目指すことに共感していただく人たちと共に
コミュニティーカフェを、AGRIひばりの厨房プラザ(ひばりプラザ)で
実験的に開くことになった。
取りあえずは、おわら風の盆前夜祭である8月20日から30日までと風の盆
の本祭りである9月1日から3日までの期間営業になる。
本祭りの間は予約されたお客様を、前夜祭の間はカフェメニューで18時から
21時頃までの営業になりそうだ。
改築問題で気持ちが落ち込んでいた私たちに勇気とやる気を蘇らせて頂いた人
たちに心から感謝している。

祭り後の営業形態は未定だが、さまざまな社会的イベントを実験しながら常時
営業を目指す努力と工夫を仲間といっしょに楽しまなくっちゃと思う。

今日は、写真は休みです。

畑に水を入れて落とす

太陽から達する炎熱の放射は、太平洋高気圧の勢力を維持し、水銀柱の真夏日
ラインをいとも簡単に制圧する。
芋達は葉を垂れて蒸散面積を小さくし、灼熱の大気に防戦一方だ。
芋達の喘ぎを静め、光を思う存分浴びる元気を取り戻すのは水、その水を畝間
に入れるために、朝6時に圃場にやってきた。
水やりはもっと早い時刻、気温の低いうちが勝負とS井さんから助言を受ける。
水やりするにも、学んでおくこと、知っておくこと、確認しておくことが一杯
ある。簡単なことではないが、事前に全てを掴んでおけとのご忠告は道理であ
る。
圃場の取水口の止め板を外すと静かに水が畝間に広がって行く。これでよしと
思ったところに、こんな弱い流れではいつまで時間がかかることかと気を揉ま
れて、S井さんから辛口の助言・・水路上流の置き石を置き換えて、水流は合格
の勢いになった。


入れ始めてから1時間弱で畝間の全てに水が行き渡った。もったいない気がする
が、ここで直ちに水を落とす(水を抜く)。こうすることが根に最もよいらしい。


取水口の止め板を再び差し入れて水を止め、排水口の土嚢を外して水を落とした。

芋達が元気を取り戻したことは、葉の張り具合から分かる。